アコギのネック反りを調整するやり方

ギターは、湿度や弦の張力によって木材が変形し、ネックが反ってきてしまいます。ネックが反っていると、弦高が変わり、演奏のしやすさを大きく左右してしまったり、弦がフレットに触れてしまい音がビリつき音にも影響してしまいます。弦を太さ・テンションを変えたり、季節や保管場所など環境(湿度)の変化によって、どうしても反りは発生してしまうので、メンテナンスによって改善してやる必要があります。

 

アコギの場合、ネックの反り具合を調整するためにトラスロッドという棒がネック内部に埋め込まれており、これを締めたり緩めたりすることで、ネックの反りを微調整することが出来るようになっています。

 

そこで、ここでは、アコギのネックの調整のやり方について、ご紹介していきます!アコギのメンテナンスとして重要なことなので、ぜひこの機会に反り調整のやり方を覚え、ご自身で改善できるようになりましょう!

トラスロッドを回して反りを改善する

ネックの反りを改善するため、まずは現在のアコギのネック状態が、順反りなのか逆反りなのかを確認しておかなければなりません。『アコギの弦高調整-ネックの反り、弦高チェックの仕方』でもお伝えしていますが、ネックの状態は必ず弦を張ったままチェックしてください。

 

ネックの反り状態が分かったら、トラスロッド(別名:アジャスタブルロッド)を回して、ネックの反りを調整してきます。トラスロッドを回すには、六角レンチを使います。トラスロッド調整するための六角レンチ穴のサイズは、アコギの場合には5mmのものがほとんどです。六角レンチ棒は、100円均一などでにも売っているので、持っていない場合は購入しておきましょう!

 

トラスロッドを調整するためのネジ穴の位置は、サウンドホール内(ボディ内部のネック接合部)にあるものや、ヘッドのカバー内に隠れています。カバーに隠れているアコギの場合は、ネジを回してカバーを外しましょう。
反りを調整するトラスロッドの位置

 

トラスロッドを回す方向は、順反りか逆反りかによって異なります。順反りの場合、ネジを締める方向(時計回り)に回し、反対に、逆反りの場合には、ネジを緩める方向(反時計回り)に回して直します。

 

尚、トラスロッドを調整する際は、弦を張った状態で行いましょう。弦を外してネックの反り具合をストレートに調整してしまうと、弦を張ったとき弦の張力でネックの反りがひどくなってしまいます。弦を張ったまま、少しずつ、確認しながら行いましょう。

トラスロッドの回し過ぎにはご注意を!!

トラスロッドを回す程度ですが、基本的には45度程度に留めておきましょう。一度にトラスロッドを多く回し過ぎてしまうと、ネックの形が、一気に変わってきてしまうため、ネックには大きな負担がかかりを、ギターにとって好ましくありません。1回調整したらそのまま3日程度様子を見て、改善しないようでしたら再度調整するという具合に、少しずつネックの反りを調整していきましょう。ギターは木材でとてもデリケートなものですので、急激に変化させないように注意しましょう!

 

また、トラスロッドは、目一杯回してしまうと、今後はそれ以上ネックの反りを調整することが不可能になります。ここまでくると素人による調整は難しいので、リペアショップで対応してもらいましょう!トラスロッドによるネックの反りを調整するやり方は、あくまで微調整を行う程度のものです。ネックがねじれていたり、複雑な反りが発生している場合にも、素人による対応は困難なため、リペアショップで対応してもらいましょう。

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