ギターの基本的なチューニング手順!

ギターを綺麗に響かせるためには、正確なチューニングが求められます。一言でチューニングと言っても、特定の1音を調律する日常的なチューニング、1オクターブの音と音程を正確に合わすオクターブチューニングがあります。

 

ここでは、日常的に行う基本的なギターのチューニングについて、その手順について解説します。これらの手順は、ギターのメンテナンスでは基本中の基本ですので、初心者の方はもちろん、チューニングの手順があやふやな方も、これを機会にしっかりと覚えてしまいましょう!

目次

チューニングのための道具を用意しよう

まず、ギターのチューニングを行うためには、正確無比な絶対音感がない限り、音程を正しく測定するための道具が必要になります。一般的には、「チューナー」を使用するか、「音叉」を使うことになりますが、各弦をそれぞれ正確かつ簡単に調律できるチューナーを用意することをお勧めします。

  • マイク付きのチューナー

マイクチューナー
チューナーは弦毎にそれぞれチューニングを行うことができるものですが、これは、ギターで使えるマイク付きチューナーです。
チューナーの前でギターを弾くことで、チューナーに内蔵されているマイクが音を拾い、チューニングすることが出来ます。
周囲の雑音も拾ってしまうため、他の楽器などの音が鳴っていると、チューニングしづらい面があります。

  • クリップ式のチューナー

1000円で買えるクリップ式チューナー
クリップ式のチューナーは、ギターのヘッド部分にクリップで挟んで使用します。マイク付きと違って、弦の振動を感知してチューニングができるという優れモノです。
これだと振動がダイレクトに届くので周囲の雑音を気にせずに済みます。また、常に挟んでおけるので、演奏中に音程に違和感を感じても即座にチューニングができるので、使い勝手が良く重宝します。
ちなみに写真のクリップ式チューナーは1000円とお安く、信頼できるYAMAHA製のものなので、もしクリップ式チューナーを持っていないのであれば買っておいて損はないでしょう。(⇒1000円で買えるクリップ式チューナー

  • シールド接続タイプのチューナー

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / PolyTune 2
エフェクターのようにシールドに接続し、足元に置いてチューニングすることが出来ます。LEDを使い発光するなど視認性がよいチューナーが多いので、こうしたチューナーはライブで重宝します。

 

ただし、シールドで接続するタイプなので、シールド接続が出来ないアコースティックギターでは使用することが出来ません。
TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) / PolyTune 2

  • 音叉

音叉でチューニング
音叉は叩くと、周波数440HzであるA(ラ)の音が鳴るものです。ギターでAの音を弾き、音叉に合わせてチューニングしていきます。そのため、音叉では1音しか合わせることができません。他の弦は合わせた弦を基準に耳で調律していきます。
ギターのチューニングも、今ではチューナーを使う方が簡単かつ正確であるため、主流となっています。しかし、かつては音叉によるチューニングが基本でありましたし、基礎的な知識として音叉によるチューニングも覚えておいた方がよいしょう。

チューナーによるチューニング手順

チューナーの細かい操作方法については、各メーカー、個々の製品によって異なるため操作マニュアルの確認が必要ですが、チューニングを行ううえでの基本的な流れは、どれも同じです。チューニングの手順を見ていきましょう。

チューニングモードを設定

チューナーは、ベースなどギター以外の他の弦楽器にも対応しているものがほとんどです。
チューニングモードがギター以外になっていると、せっかくチューニングしても音程が合わないので、しっかりとギターモードに設定しておく必要があります。
ギターしか使わなければギターモードから変更することはないと思いますが、意外と気付かないうちに何かの拍子でチューニングモードが変更されてしまっている場合があります。チューニング前にはギターモードになっていることを確認する癖を付けておきましょう。

基準ピッチを設定

ほとんどのチューナーには、基準ピッチを設定する機能があります。
基準ピッチというのは、チューニングの基準となるA(ラ)の音の周波数をいくつにするかというもので、一般的は440Hz(ヘルツ)という周波数に設定します。基準ピッチを高く(たとえば442Hz)設定すれば、ピッチ(音程)がやや高くなり、低く設定(たとえば438Hz)すれば、ピッチはやや低くなります。
そのため、基準ピッチが合っていないと、音程が微妙にズレている状態になってしまうので、440Hzになっているかしっかりと確認し設定しましょう。
ちなみに、基準ピッチを440Hz以外に設定する例としては、曲の雰囲気を演出するためや、他の楽器のピッチに合わせて変更するということが挙げられます。

各弦の開放弦でチューニング

チューナーを使ってチューニングを行うときは、各弦の開放弦を弾いてチューナーのメーターを確認しながらペグを回して調律していきます。
ギターの一般的なチューニングでは、6弦から順に開放弦の音を、E,A,D,G,B,Eに合わせます。
チューナーのメーター
チューナー上に表示される音を確認して、対象の音になるようペグを回しましょう。対象の音が表示されたら、針が真ん中になるように微調整していきます。
全ての弦を一通りチューニングしても、チューニングがズレてしまっていることがあります。針が真ん中に安定するまで、繰り返しチューニングしましょう。

 

ちなみに、どの弦からチューニングしても問題はありませんが、ここでは太い弦から順にチューニングしていくことをおすすめします。(ギターは木材で出来ているため、チューニングすると弦の張力が変わりネックが反り、他の弦のチューニングが変わってしまいます。太い弦ほど張力が強く影響が大きいので、後で太い弦をチューニングすると、細い弦のチューニングの狂いが大きくなり、なかなか全弦のチューニングが終わらず効率が悪いからです。)

音叉によるチューニング手順

音叉を使ったギターのチューニングの手順ですが、この場合、自分の耳で2つの音を比べながら同じ音になるように調律していきます。チューナーのように音程を視覚的に判断できないので、各弦の音程の差を聴覚を頼りにチューニングしていくという手順になります。

音叉と5弦開放の音を同じにする

音叉を叩くと440Hz(A)の音が鳴るので、5弦開放(A)が同じ音程になるようにペグを回してチューニングしていきましょう。
ここで合わせた5弦は、他の弦をチューニングするときの基準となりますので、ここで微妙な音程のズレがあると全弦ともズレてしまうので、微妙なズレがないか音叉の音と何度も聴き分けましょう。

調律が完了した弦を基準に他の弦もチューニング

ギターには、異なる弦にも同じ音程の音(異弦同音)がありますので、それを利用しチューニングが完了した弦を基準にして弾き比べながら他の弦をチューニングしていきます。
異弦同音でチューニング
まずは、6弦の5フレットを押さえた音を5弦開放の音と弾き比べながら、音程が一致するまで6弦のペグを回して調律していきましょう。
音程が合ってきたなと感じたら、6弦5フレットと5弦開放を2本同時に弾いてみてください。このとき、音程が簿妙にズレていると音がうねるように揺れて聴こえます。ピッタリと同じ音程になれば、1つの塊の音に聴こえるので、うねりを感じなくなるまで微調整しましょう。

 

続いて、4弦、3弦、2弦、1弦の順番でチューニングしてきます。「4弦開放と5弦5フレット」「3弦開放と4弦5フレット」「2弦開放と3弦4フレット」「1弦開放と2弦5フレット」が異弦同音になりますので、先ほどと同じ要領で弾き比べながらチューニングしていきます。

 

1回だけではチューニングが安定しなければ、安定するまで何度か音叉からのチューニングを繰り返しましょう。

まとめ

ギターにとってチューニングは、音の響きを決定する重要なメンテナンスの1つで、ギターを弾く前には手を抜くことができない作業です。ギターの上達に必要な第一歩はチューニングです。適当にチューニングしていると音感も鈍ってくるので、普段の練習からしっかりとチューニングするようにしましょう!

 

また、チューニングの手順は、日々繰り返し行うことで自然と覚えてしまうでしょう。チューナーを使用する際には、チューニングモードや基準ピッチなどを確認する手順を忘れがちなので、確認する癖を付けておくことが大切かと思います。

ギター人気ブログランキング

 

【ギター3弾セット】30日でマスターするギター講座DVD&テキスト初心者向けギターレッスン