アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

アコギを手に入れたのは良いけど、初心者の方は、一体何から手をつけて練習したらよいのか、分からないのではないでしょうか。

 

 

ここでは、そうしたアコギを手にしたばかりの初心者の方を対象にして、初歩的な内容をレクチャーして、練習していただき、実際の曲に取り掛かれるようになっていただくことを目的としています。

 

目次

 

0.アコギのチューニングを行う

0−1.練習前には必ずチューニングしましょう

まずは、アコギのチューニングをしないことには、何もできません。

 

 

アコギは、1度チューニングをしていても、弾いていたり、時間が経つと、またすぐに狂ってしまう楽器です。

 

 

初心者のうちは、チューニングも慣れない作業ではあると思いますので、ちょっと面倒だなと感じるかもしれませんね。

 

 

ですが、面倒くさがらずに、練習を行う前には、必ずチューニングを行う癖をつけましょう。

 

0−2.チューナーを使おう

チューニングを行うには、ギターチューナーを使うことで、音感がない初心者の方でも、簡単に音を合わせることができますので、必ず用意しましょう。

 

0-2-1.基準ピッチを合わせる

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

チューナーの多くは、基準ピッチを選択できるようになっています。

 

 

他の楽器と一緒に演奏するときは、この基準ピッチを全ての楽器で合わせるようにしましょう。これを合わせないと、各楽器の音程がバラバラになってしまうため、とても気持ち悪い演奏になっていまいます。

 

 

ここでは440Hzに合わせましょう。

 

0-2-2.開放弦でチューニングをする

6弦から順番に開放弦を鳴らして、チューナーで合わせていきます。開放弦というのは、何も押さえない状態の弦のことです。

 

 

6弦から1弦までチューニングしても、1度では音程が安定しないので、これを2、3回繰り返すことになります。

 

 

レギュラーチューニングでは、それぞれ以下の音に合わせます。
アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

0-2-3.6弦開放のチューニング例

ここでは、6弦の開放チューニングの例を載せておきます。

 

他の弦も同じようにして音を合わせていきましょう。

 

以下は一例です。チューニングの種類によって、ディスプレイ上の表示は異なりますので、チューニングの取扱説明書で確認しましょう。

 

チューナーが無反応チューナーの針が左
チューナーの針が右Eの音になっていない
チューニングOK

 

1.ダイアグラムの読み方を覚える

1−1.ダイアグラムは視覚的に押さえる場所が分かる

アコギの譜面には、ダイアグラム(指板図)が使われます。

 

 

ダイアグラムは指板を表していて、これを見ることで、どこを押さえて、どこを弾けば良いのかが分かるようになっています。

 

 

視覚的に分かるようになっていますので、見慣れてしまえばアコギを手にしたばかりの初心者の方でも、簡単に読むことができるようになります。

 

 

では、早速見てみることにしましょう!

 

 

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

1-1-1.ダイアグラムの線は、6本の弦とフレットを表している

ダイアグラムには、6本の弦と各フレットが書かれています。下がもっとも太い6弦で、上がもっとも細い1弦であることに注意しましょう!

 

1-1-2.黒丸(●)が、左手で押さえる場所と指を表している

フレット上の黒い丸(●)が、左手で押さえる場所と使う指を表しています。

 

 

上記の例では、5弦の3フレットを薬指で、4弦の2フレットを中指で、2弦の1フレットを人差し指で押さえるということを表しています。

 

1-1-3.ダイアグラムの左側の記号は、開放弦を弾くかどうかを表している

ダイアグラムの左横には、○や×の記号が書かれています。○は開放弦(左手で押さえない弦)を弾き、×は開放弦を弾かないことを表しています。

 

 

上記の例では、6弦は音を鳴らさないということが分かります。

 

1−2.ダイアグラムを見て実際に押さえてみましょう

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

では、先ほどのダイアグラムに書かれたコードを、実際に、左手の指で押さえて、右手に持ったピックで音を鳴らしてみましょう!

 

 

さて、どうでしょうか。音が綺麗になりましたでしょうか。

 

 

おそらく、左手が思うような場所を押さえることが出来なかったり、押さえられても上手く音が鳴らないのではないでしょうか。

 

 

でも、大丈夫です。

 

誰もがアコギを手にしたばかりの初心者の方は、皆さんそんなものですよ。

 

 

ひとまず、ここでは、ダイアグラムに書かれたことが理解できれば、OKです。

 

2.6つのコードを覚える

2−1.Fコードはアコギを手にしたばかりの初心者はは無視すること!

ここでは、アコギ初心者の多くの方が、弾けないという問題に直面する『F』というコードを除いています。

 

 

最初からFコードにチャレンジすると、挫折してしまって、アコギが倉庫行きになってしまうからです。Fコードでつまづきアコギをやめていった初心者の方をたくさん見てきました。

 

 

Fコードは、アコギではボスキャラのような存在です。初心者が、いきなりボスと闘っても勝てませんよね。

 

 

挫折しないためには、まずはアコギに慣れることから始める必要があるのです。

 

2−2.6つのコードを覚えればアコギで曲が弾けるようになる

最初は、これから説明する6つのコードを覚えましょう!

 

 

6つもコードを覚えれば、まったくの初心者の方でも、アコギでいくつかの曲を弾けるようになります。

 

 

ですから、まずは、6つの比較的弾きやすいコードを覚えてしまいましょう!

 

 

これらに慣れてきたらFコードなど他のコードにチャレンジしてください。そうすることで、色んなコードがスムースに弾けるようになりますよ。

 

2−3.ダイアグラムを見て6つのコードを弾いてみよう

後で説明しますが、まだ音は綺麗に鳴らなくてもいいですからね。何度もコードを押さえて、指の形を手に覚えさせることを目的に弾いてください。

 

2-3-1.Cコードを弾いてみよう

Cコードのダイアグラム

 

まずは、Cコードです。

 

 

と言っても、実は、ここまで読み進めてくださっているあなたは、既にCコードを弾いているのです。

 

 

そうです、ダイアグラムの章で出てきたコードこそが、Cコードなのです。

 

2-3-2.Gコードを弾いてみよう

Gコードのダイアグラム

 

続いては、Gコードです。

 

 

このダイアグラムでのコードのポイントは、人差し指を使っていないことです。

 

 

アコギに慣れていない初心者の方は、ついつい、5弦の2フレットを人差し指で、6弦の3フレットを中指で押さえたくなってしまうのですが、ダイアグラムに書かれた指で押さえるようにしましょう。

 

 

人差し指を使っても間違えではないのですが、このダイアグラムの指使いの方が、今後曲を弾くにあたって楽になりますし、応用が利くようになります。

 

 

薬指と小指が離れている部分が、難しいと思いますが、ここは頑張って、初心者のうちから、手に形を覚えさせましょう。

 

2-3-3.Dコードを弾いてみよう

Dコードのダイアグラム

 

Dコードは、6弦と5弦は×になっていますので、弾かないように注意しましょう。4弦から1弦だけをピックで鳴らしてください。

 

2-3-4.Bm7コードを弾いてみよう

Bmコードのダイアグラム

 

Bの後ろにmの文字や7といった数字が付いていますが、ビー・マイナー・セブンと読みます。

 

 

ここでも、ダイアグラムを見ると、Gコードと同じように、人差し指が使われていませんね。

 

 

ここでは覚えなくてもよいのですが、人差し指を4弦の1フレットに置くと、B7というm(マイナー)がなくなったコードに変わります。

 

 

このように、応用が効くので、基本形として、人差し指は使わないようにしてください。

 

2-3-5.Emコードを弾いてみよう

Emコードのダイアグラム

 

Em(イー・マイナー)コードは、今まで弾いてきたコードの中で、もっとも押さえやすいコードで、初心者の方にも比較的弾きやすいのではないでしょうか。

 

 

ここでも、人差し指が使われていないことに注意です。

 

2-3-6.Amコードを弾いてみよう

Amコードのダイアグラム

 

最後は、Am(エー・マイナー)コードです。

 

 

Amは、最初に弾いたCコードの薬指の位置だけが変わったコードですね。

 

 

2−4.覚えた6つのダイアグラムコード一覧

ここまでで、覚えた6つのダイヤグラムコードの一覧を、下記に張っていますので、プリントアウトをするなどして、練習する際に使ってくださいね。

 

6つのダイアグラムコード一覧

 

3.右手の基本的なストロークを出来るようにする

3−1.ダウンストロークは手を振りおろす

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

ダウンストロークは、ピックを持った右腕を、上から下へと振り下ろして、弦を弾くストロークです。

 

 

これまで、6つのコードを弾いた中で、何も言いませんでしたが、おそらく、自然とこのストロークで弾いていたのではないでしょうか。

 

3−2.アップストロークは手を振り上げる

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

ダウンストロークとは反対に、アップストロークは、腕を振り上げて、弦を弾くストロークです。

 

 

アコギをはじめたばかりの初心者の方は、アップストロークの方が、ちょっと弾きづらいと感じるかもしれませんね。

 

3−3.力を抜いてストロークする

右手首や腕に力が入っていると、弦にピックが引っかかってしまいやすくなります。力まないよう、出来るだけ力を抜いて、ストロークをしましょう。

 

 

実は、突き詰めていくと、ストロークはとても奥が深いものです。

 

 

アコギを弾き始めたばかりの初心者の方は、まずは『力を抜く』ということだけ意識して、繰り返し弾いてみて、音を鳴らせるように練習しましょう。

 

3−4.リズミカルにストロークしてみる

ただダウンストロークだけ、アップストロークだけを繰り返しても、音楽的ではありませんので、こんな基本的なリズムを覚えましょう。

 

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

 

リズムを覚えたら、先ほど覚えた6つのコードを使って、演奏してみます。

 

 

【コード進行】

 

 G−D−C−G−Em−Am−Bm−Em

 

 

だいぶ音楽的になったのではないでしょうか。

 

4.アコギ・コードの壁を克服するために

4−1.しっかりと指を立てる必要がある

6つのコードを見てきましたが、音がブツブツと途切れてしまい、上手く音を鳴らすことができなかったと思います。

 

 

ここで綺麗に音を鳴らすためのコツをお伝えします。

 

 

コードを綺麗に響かせるには、下の写真のように、しっかりと指を立ててあげる必要があります。

 

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

 

下の写真のように指が寝てしまっていると、寝ている指が他の弦に触れてしまって、音が鳴らなくなってしまうのです。

 

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

4−2.初心者はフォームを体に覚えさせる方が先

ただ、アコギを手にしたばかりの初心者の方は、指が思うように動かせないと思いますので、無理に綺麗に鳴らそうと思わなくて良いです。

 

 

それよりも、最初は、ダイアグラムを体に覚えさせて、指定されたコードに対して瞬時に指が動くようにすることがとても大切です。

 

 

じゃんけんをして、チョキを出すとき、1本1本指を立てずに、一瞬で2本指を立てますよね。それと同じです。

 

 

1本1本、指を確認しながら、弦を押さえるのではなく、すべての弦を一瞬で素早く押さられるようになってください。

 

 

まったくのアコギ初心者の方でも、2週間程度練習すれば、ある程度は瞬時にコードが押さえられるようになるかと思います。

 

5.覚えたコードとストロークを使った練習方法

5−1.コード譜を買おう

アコギを手にしたばかりの初心者が必要な練習と知識

 

初心者の方は、教則本などに手をがしがちですが、アコギを始めたばかりの人が読んでも、良く分からないことが書かれていたりして、正直つまらないと感じてしまうことが多々あります。

 

 

やっぱり、楽しくないと、挫折してしまいますよね。

 

 

まずは、コード譜を2、3冊買って、実際の曲を弾いてみて、アコギに慣れていくことが、初心者の方にとっては最大の近道です。

 

 

好きなアーティストの弾き語り全曲集でもいいですし、ヒットソング大全集のように様々なアーティストの曲が掲載されているものでもよいですよ。

 

5−2.コード譜の中から覚えた6つのコードで弾ける曲を探す

コード譜を買ったら、その中から、先ほど覚えた6つのコードで弾ける曲を探して練習しましょう。

 

 

5-2-1.mを除いて、コードの後ろに英数字は無視してよい

コードの後ろに例えばGM7のように、M(メジャー)などの英語や、7など数字は、まだ覚えていないので、基本的に無視して、コードGとして弾いて問題ありません。

 

 

ただし、m(マイナー)は、コード自体の響きが全然変わってしまうので、無視が出来ないので注意です!たとえば、指定されているコードがEにも関わらずEmを弾いてはいけません。

 

 

5-2-2.分数コードの右側のコードは基本無視してよい

また、分数コードといって「G/B」や「GonB」のようなコードがあります。その場合は、Bを無視して左側のGを弾いてしまって、だいたいOKです。

 

 

”だいたい”と言ったのは、たまに違和感が出てしまう場合があるからです。その場合は、右側のコード(この場合コードB)を弾いて違和感がないか確かめてみましょう。

 

 

5-2-3.知らないコードが2,3つ程度であればチャレンジしてみる

たいていのコード譜では、一番後ろの方のページに、ダイアグラムコードの一覧が載っています。

 

 

知らないコードが2,3個程度であればチャレンジしてみて、徐々に弾けるコードを増やしていきましょう。

 

 

5-2-4.一本の指で何弦も押さえるコードには、慣れるまで手を出さないでおこう

ただ、セーハといって、一本の指で何本もの弦をいっぺんに押さえるコードがあるのですが(たとえばコードF)、そういったコードに遭遇した場合、アコギを触ったばかりの初心者の方は、その曲は避けた方がよいです。

 

 

挫折してしまう可能性があるからです。何曲か弾けるようになって、少しアコギに慣れてからチャレンジしてみるとよいですよ。

 

まとめ

ここまでで、チューニングの仕方から、ダイアグラムの読み方、6つのコード、ストロークに仕方、最初にコードを練習するときのコツ、今後の練習方法に至るまでを学んでいただきました。

 

 

アコギを手にしたばかりの初心者の方が、曲を弾けるようになるために、最低限必要なことを凝縮し、また挫折することがないよう記載させていただきました。

 

 

かなりボリュームのある内容だったかと思いますので、1度では体得できないかと思います。何度か読んでいただき、しっかりと理解を深めてください。

 

 

そして最後に、上達するうえで一番大切なことをお伝えします。

 

 

それは、”アコギを楽しむ”ということです。

 

 

どんなことでもそうですが、楽しむことが上達への一番の近道です。ぜひとも、アコギの楽しさを知っていただき、初心者を抜け出しましょう!

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