アコギ・ギブソン・J-45

 

J-45の音色を述べるのは少し難しいですね。

 

 

というのも、このJ-45は、多くの人が口をそろえて「年代毎に別物のアコギなんだよね」と言っています。まったくその通りで年代ごとに別物のアコースティックギターとして捉えられます。

 

 

年代ごとに異なるJ-45ですが、戦前〜戦時中あたりに製造されているJ-45(J-35)は、またそれらとも全く違う別物の音がします。

 

 

総じて言えることは、1本持っていれば、とりあえずなんでも弾きこなせるという決して優等生タイプではありません

 

J-45は『我ここにあり』といった感じでとても個性が強く、演奏する音楽ジャンルやスタイルは、限定的なものと言えますが、どハマりすると抜け出せなくなるものがあり、そこがJ-45の魅力であり、多くのギタリストに愛されている所以でしょう。

 

 

 

 

歴代のJ-45の特徴を列挙すると、こんな感じになるでしょう。

 

 

戦前〜戦時中

 

サスティンが短くて、鼻詰まりサウンド

 

 

 

40年代後半〜55年

 

材質がシトカに変わり、少し硬質的な輪郭を持っており、尚且つ低音弦の重く響いてくるサウンドはこの年代のJ-45の特徴です。
戦前のものとはネックの形状が異なるため、戦前のアコギに慣れない人にとっては。この年代のJ-45はとても弾き易いと感じると思います。

 

 

 

55年〜60年

 

スキャロップが廃止がされます。
J-45のサウンドは「枯れたトーン」で、芯が太い低音が魅力的で、コードワークに適しています。
アコースティックギターのサウンドの魅力がこの年代のJ-45には詰まっています。

 

 

 

60年代

 

それまでのアコギとはちょっと特殊な構造ともとれるアジャスタブル・サドルを採用しており、音響工学上の常識を無視したような構造をしています。

 

そうした構造が生むサウンドは、サスティンがとても短く、また鼻詰まりのようなサウンドが、最大の特徴です。スタンダードなアコースティックギターから見ると、この年代のJ-45は少し異質なものです。

 

単独で弾いたときには、なんだか変わったサウンドと感じますが、歌モノやバンドアンサンブルの中で弾くと、その音色の才能が開花するというなんとも不思議な魅力を持っています。

 

 

 

70年代

 

この年代のJ-45はスクエアショルダーです。
しかし、他社で先行されていたスクエア式のアコースティックギターにその人気が奪われていき、J-45の人気が低迷していくこととなります。
サウンド面でもイマひとつパッとしないもので、それまでのJ-45のような特質した特徴がないアコースティックギターかもしれません。

 

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