ブリッジミュートのやり方-コツを伝授【音源付】-

ブリッジミュートのやり方-コツを伝授【音源付】-
ロックではよく使われる奏法の一つに、ブリッジミュートという奏法があります。ブリッジミュートは、パームミュートとも呼ばれることもありますが、ブリッジミュートの方が日本では一般的な呼称です。

 

歪ませたサウンドで、パワーコードを弾くときに、ブリッジミュートを絡めて演奏することが多く、これだけでロックでカッコよいサウンドを得ることができます。

 

ここでは、ブリッジミュートとはどういった奏法でどのような弾き方をするのか、タブ譜上の3つの表記、そして、練習譜例をお伝えしていきます。ブリッジミュートは、ギターをやるうえでは絶対に欠かすことのできない奏法ですので、必ずマスターしておきましょう!

ブリッジミュートはパーカッシブなサウンド得る奏法

ブリッジミュートには、「ミュート(消音)」という単語が付いていますが、そもそもギターの演奏で使われるミュートには、大きく分けると「余弦ミュート」「ブラッシング」そして今回紹介する「ブリッジミュート」の3種類があります。

 

余弦ミュートは、ミュート(消音)という言葉に最も相応しいもので、隣接弦を無駄に弾いてしまったり、歪みサウンドで雑音が鳴ってしまうことを防止するためのミュートです。(詳しくは「ブリッジミュートのやり方-コツを伝授」を読んでみてください。)

 

これに対して、ブラッシングやブリッジミュートの2つは、消音が目的というより、積極的に打音のようなサウンドを得るための奏法です。弦に軽く指を触れた状態で弦を弾くと、実音(普通の弾いたとき)のように「ジャーン」と音が伸びず、「ツッ」とか「カッ」というような伸びのない打音のようなサウンドが出ますよね。こうした音を得るのがブラッシングやブリッジミュートです。

ブリッジミュートとブラッシングの違い

かなりざっくりと言ってしまえば、ミュートを左手で行えばブラッシング、右手で行えばブリッジミュートです。

 

また、ブラッシングは音程感がなくなりますが、ブリッジミュートは音程感が残るというサウンド上の大きな違いもあります。

 

ブリッジミュートの詳しい弾き方については後述しますが、これによって「ジャーツツツツツツ(「ツ」の部分がブリッジミュート)」のようなロックなサウンドを得ることができるのです。

ブリッジミュートのタブ譜上の表記

ブリッジミュートは、タブ譜上では以下のように、×印やMute(ミュート)、P.M(パームミュート)で表記されます。また、Muteの頭文字をとって「M」と省略されていることもありますが、これらはすべて同じ意味です。

ブリッジミュートの表記例ブリッジミュートのタブ譜上の表記

タブ譜を過信しないようにしよう!

タブ譜は結構いい加減なものなので、不親切なタブ譜だと、実際の曲はブリッジミュートで弾いているにも関わらず、表記されていないということもあります。その場合は、しっかりとギターの音を耳で聴いてブリッジミュートかどうか判断しましょう。

 

ブリッジミュートが弾けるようになると、曲を聴いただけで判断できるようになると思います。

×印がすべてブリッジミュートではない

×印が付いているからといって、すべてがブリッジミュートというわけではありません。例えば以下の譜例を見てください。

ブリッジミュート以外の譜例ブリッジミュートのやり方-コツを伝授【音源付】-

1つ目の譜例はブリッジミュートではなく、一般的にはブラッシングになります。

 

音を聴いてどちらか判断できるとベストです。
ただ、特にブラッシングが分からないのであれば判断できないと思いますので、その場合、×印が、コード(和音)の中で登場してきたらブラッシング、パワーコードの中で登場してきたらブリッジミュートと判断しておきましょう。例外があるので100%ではありませんが、9割程度はこの判断で問題ありません。

 

ブラッシングを覚えてからは、弾き比べてみて、どちらがマッチするか判断して選択しましょう。慣れてくれば違いが明らかになり、すぐ判断できるようになります。

 

2つ目の譜例は、任意のポジションという意味です。

 

スライドやグリッサンド、ピックスクラッチといった奏法の記号がある場合は、この意味なので、間違わないように注意しましょう。まぁ、実際に音を聴けば分かりますね。(スライドやグリッサンドについては「スライドをカッコよく決める3つのポイント」や「タブ譜の読み方と記号」参照)

ブリッジミュートの弾き方

ブリッジミュートは、右手(左利きの場合は左手)の小指側の側面(写真内の赤枠付近)で、ブリッジ付近の弦のを軽く押さえて状態でピッキングします。

ブリッジミュートのやり方-コツを伝授【音源付】-

一般的には、5弦や6弦をルート音にとるパワーコードと絡めて使うことが多いので、右手の側面を弦から離したりくっつけたりしながら演奏します。

弦に触れる右手のポジション

右手側面がネック側に寄れば寄るほどミュートが強くなり、ブリッジ側によるほど弱くなります。正解がないので雰囲気に合わせてポジションを見つけていくことになりますが、心地よい打音が鳴らない人の多くは、弦を押さえる(ミュートする)位置がネック側に寄り過ぎています。この場合はブリッジに近いところを押さえることを意識しましょう!

タイミングを合わせよう

普通に音が出てしまっている人の多くは、弦を押さえる(ミュートする)前に、ピッキングしています。はじめは遅いテンポで練習して、タイミングがあうように練習しましょう!

ギターアンプで音を出して練習しよう

ギターアンプに繋がないで生音で練習していると上手く出来ているようでも、アンプに繋いで演奏するとイマイチだということがあります。出来ればエフェクターやアンプのGAIN(ゲイン)を上げて歪ませた状態で音を出して練習しましょう!

ブリッジミュートの練習譜例

ここでは2つほど練習用の譜例を紹介します。いずれも実際の曲でよくあるブリッジミュートのパターンですが、右手でミュートするタイミングを掴むのに良い練習になるので、絶対にマスターしておきましょう。

 

1つ目の練習用譜例は、8分音符のブリッジミュートです。この譜例のピッキングは、すべてダウン・ピッキングでOKです。最初はゆっくりしたテンポから始め、少しずつテンポを上げていき、BPM160を目標に練習してみましょう。

ブリッジミュートの練習用譜例ブリッジミュートの練習用譜例

このブリッジミュートの練習用譜例の音源もYOUTUBEにアップしています。音源に合わせて一緒に弾いてみてください。

1つ目の譜例でダウン・ピッキンのブリッジミュートが弾けるようになったら、次の16分音符の譜例でオルタネイト・ピッキングでもブリッジミュートが弾けるよう練習しましょう。

ブリッジミュートの練習用譜例ブリッジミュートの16分音符譜例

最終的にBMP180近くで弾けるようになったら完璧です。ヘヴィメタルなどの音楽をやりたい人は、もう少し頑張ってBPM200近くまで目指すと、バッキングだけなら弾ける曲はかなり増えてきます。

 

もちろん、このフレーズをBPM180や200というテンポで弾くのは、最初からは難しいですが、地道にこの練習譜面を基礎トレーニングの1つとして積み重ねていけば、数か月経った頃にはだいぶ弾けるようになっていると思います。地味かもしれませんが、コツコツと練習するとよいです。

 

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