ワウペダルのトレブルブースター的な使い方

ワウペダルと言えば、カッティングやギターソロなどでメロディを演奏するときに、ペダルを踏み踏みして「ワウワウ〜」といった効果音を出す使い方が一般的ですよね。

 

しかし、ワウペダルは、こうした使い方の他にも、特定の周波数を持ち上げるブースターとして使ってもとても面白いエフェクターなのです。私自身が最近ハマっているワウペダルの使い方は、ペダルを踏みっぱなしにした状態にしておくという使い方です。

 

そもそも、ワウは手前(踵側)にペダルを倒した状態だと中低域が強調され、つま先側にシフトしていくにつれて高音域が強調されていきます。そのため、ペダルをつま先側に踏み込んだ状態のまましておくことで、高音域がブーストされたトレブルブースターにような使い方になるわけです。

ワウを踏みっぱなしによって派手なサウンドに!

ワウは踏みっぱなしの状態は、高音域が強調されると言いましたが、具体的な周波数で言えば、一般的なワウの場合、2Khz(キロへルツ)付近が大きく持ち上がります。

 

ここが強調されることによって、エッジの立った鋭い輪郭がくっきりとした抜けの良いサウンドになってくれます。ギターソロなど「ここぞ」という場面でワウをオンにすれば、一気に抜けがよくなり、目立ったサウンドになります。

 

ただし、種類にも寄りますがワウの周波数の変化はとても激しいので、使い方が結構難しい。アンプや他のエフェクターとの相性によっては、高音域が強くなりすぎて、音量が大きくなるとメチャクチャ耳に痛い音になってしまい使いづらい場合があるのです。

 

ワウのパラメーターを弄って、かかり具合を薄く設定するという選択肢もありますが、これだとワウを踏んだ時に、音が変わったという感じが少なくなってしまいます。

 

そこで、ワウをオンしたときに強調される2Khz辺りを、イコライザーで予めガッツリと下げておくことで扱いやすい音になります。このとき、イコライザーのキューを広くしてしまうと、オフの際に高音域がたくさん削られてしまうので、狭く設定することがポイントとなります。

 

こういったデリケートな設定ができるのは、パラメトリック・イコライザー(パライコ)がピッタリなんですが、最近は人気がないのか、コンパクトエフェクターのパライコの機種は本当に少ないですね・・・「これは使えそう!」と感じるパライコは、empressのParaEQくらいしか出てこず、しかも、そこそこ高い・・・

 

なので、他の機材との相性を考えてワウを上手く使う方法も考えてみましょう。

勉強になるジョンのエフェクター使用方法

ワウをトレブルブースター的に使っていたギタリストは、元レッチリのジョン・フルシアンテが挙げられます。

 

ジョンは、ワウを踏み踏みする一般的な使い方もしますが、アウトロなどのギターソロの最も盛り上がる部分で、ワウをオンにして歪みサウンドをブーストさせるといった使い方をよくしています。

 

また、代表曲ともいえる「By The Way」のブラッシングの音は、ワウを踏みっぱなしの状態の音で、クリーンサウンドをトレブルブーストさせています。

 

ジョンが使っていたワウペダルは、Ibanez(アイバニーズ)のWH10という機種なのですが、ブースト量がぶっ飛んでいるワウ。これにより強烈なワウ・サウンドを生み出しているのですが、反面、これを単品で使うとオンにした途端、とんでもない爆音となってしまうという面があります。特に踏みっぱなしの状態だと、高音域(2Khz付近)がメチャクチャ強調されるので、かなり耳に痛いサウンドになり、とても使える音にはなりません。

 

ですが、ジョンはBOSSのCE-1というコーラスエフェクターを後段に繋ぐことによって、WH10という個性的なワウペダルをうまくコントロールしています。BOSSのCE-1は、オフ時のレベル調整が可能で、尚かつハイ落ちするエフェクターなので、上述したWH10の使いづらい部分を見事にカバーしているのです。

 

ちなみに、BOSSのCE-1もIbanezのWH10も現在は生産されていません。WH10の方は復刻版としてWH10-V2という機種が発売されていますが、ブースト量が少し抑え気味になっており、筐体も丈夫なものへと変更されています。CE-1は中古品で手に入れるしかありませんが、5万円くらいの値が付いていますが、ジョンのような使い方をしたい方は、このエフェクターは必要でしょう。安いものを見つけたら、ぜひとも手に入れておきたいところです。

 

エフェクターを選ぶときハイ落ちは悪いものだと考えてしまう方も多いかと思いますが、ジョンのようなエフェクターの使い方を知ると、敢えてハイ落ちさせることも必要なんだと学ぶことができますよね。

ワウをトレブルブースター的に使うまとめ

ここではワウをトレブルブースター的に使うという方法をご紹介しましたが、全て踏み込まずワウを半分踏み込んだ状態にすればミッドブースターのように使うことも可能です。(こっちの使い方をしているギタリストの方が多いかと)

 

ワウによる周波数の変化はとても大きいため、サウンドの急激な変化が得られます。普通にワウを踏み踏みするという使い方をしなくとも、ここぞという場面でワウをオンにするだけで強烈な威力を発揮してくれる頼もしいエフェクターです。

 

ギタリストにとってワウは欠かすことのできないエフェクターといってもよいでしょう。ぜひ、ワウの様々な使い方をマスターしたいところですね。

ギター人気ブログランキング

 

エレキギターの上達

==>最短距離でエレキギターが上達する唯一の方法

関連ページ

エフェクターの種類を徹底解説!ギターの音色がこう変わる!
マルチエフェクターVSコンパクトエフェクター
マルチエフェクターおすすめ機種・後悔しないための3つのポイント
マルチエフェクターはセンドリターン端子が付いているものがおすすめです
エフェクターの繋ぎ方|基本的な接続順のセオリー
イコライザー設定最高!音作りが上手くなりたいならコレ(1/2)
イコライザー設定最高!音作りが上手くなりたいならコレ(2/2)
イコライザー設定-ギターアンプ前後!?目的別に操る!
これで理解できる!コンプレッサーの役割と効果的な使い方
DIABLO(OKKO)ハンドメイド歪みペダル購入しました!
歪み系ペダルを複数台直列に繋ぐ意味と音痩せ対策
激歪みペダル対決!riot vs ReezaFRATzitz II
フェイザーとフランジャーの違いは周波数を変化させるフィルター
多機能なモジュレーションペダルがおすすめです
ディレイとリバーブの違いがよく分かる!音源付きで解説!
ディレイ・エフェクターのおすすめ機種と選び方!
ディレイタイム計算機-クリックだけでさくっと算出!
ISPのDECIMATORが最強のノイズリダクション!コンパクト4機種の違い
ジャズコーラス使い方と音作りの方法JC120を徹底的に使いこなそう!
えっ!ジャズコーラスで出してるの?SS級の歪みサウンド!
えっ!ジャズコーラスで出してるの?SS級の歪みサウンドU!
音を太くするには!?音が痩せてしまう原因を知りましょう!
ギターで音抜けが良いサウンドを作るには!?
安いギターの音質を劇的に向上させる方法
ザクザクした歪みを作る!イコライザーで2kHzをブースト
ブースター D.A-Booster これは虜になります!
クリーンブースターって?使い方とおすすめ機種
エレキギターの音作りの中心はエフェクターではない!
ギターアンプのヘッドルームを意識してエフェクターを設定しよう!
LINE6 AMPLIFi 150&75 これはヤバいアンプです…!!
LINE6 AMPLIFi 150もAMPLIFi 75も重量が軽い
LINE6 AMPLIFi 150&AMPLIFi 75 アンプ背面(入出力端子と活用法)
LINE6 AMPLIFi 150&AMPLIFi 75 コントロールパネル
LINE6 AMPLIFi 150&75のサウンド
LINE6 AMPLIFiは膨大なエフェクターとアンプシュミレータを搭載
line6 amplifi 150&75 価格最安値通販
LINE6 AMPLIFI 150&75の口コミ情報
Line6・PODHD400のイケてないところ
polytune2格安通販(t.c.electronic)
iRig HD・多機能、低価格、使い方も簡単!
MSP3_DTMでアンプを使用しない場合のスピーカー
これは良い!高性能耳栓Crescendo
理想的なクリーントーンを奏でる音作りの基本
センドリターンの繋ぎ方と使う意味
ギターアンプのセンドリターンにコンパクトエフェクターを繋ぐ方法
TC electronicのG Systemは、アンプを最大限活用できるマルチエフェクターです
G System(TC electronic)にするかボードを組むか
G-SYSTEM (TC electronic)の充実した入出力端子
G-SYSTEMは分厚くて丈夫だけと、それが大きな欠点でもある
ノイズレスなG-SYSTEM!ノイズゲートが優秀すぎる