音色、音量と周波数

音の高さと周波数』では、音の高さと周波数について説明しました。

 

その中で、A(ラ)の音は440Hzくらいということに触れました。

 

 

でも、イコライザーで440Hz近くをブーストしたからといっても、Aの音が大きくなるわけではありませんよね。

 

また、同じ440HzのAの音でも、楽器がそれぞれ個性があって異なる音がします。
声は声でも、太い声、か細い声、澄んだ声、ハスキーボイス…十人十色。

 

 

 

今回は、このような音の個性の正体「音色」について、お伝えしていきます。

 

 

音色というのは、「倍音」によって決まってきます。

 

「このギター倍音が豊かだな〜」などと聞いたことありませんか。また、ピッキング・ハーモニクスなども「倍音を鳴らす」とか言いますよね。

 

その倍音です。

 

 

 

ギターでA(440Hz)の音を鳴らしても、
実はA以外の音も一緒に混ざり合って鳴っているのです。

 

ドレミファソラシド#♭も含めた12音階だけでなく、
それ以外の音までもが含まれています。

 

この場合の440Hzを基音なんて呼んでいます。
そして、この基音以外の音が倍音というわけです。

 

 

 

前回の記事で、周波数を表す図で、以下のような波形がでてきました。

 

このような綺麗な波をうっている周波数は倍音を含んでいません。
「ピー」という無機質な音になります。時報の音とかがそうかな。

 

 

音色、音量と周波数

 

 

楽器や声、自然の音など様々な音には、基音以外に、色々な周波数(倍音)が混ざり合っていて、以下のような複雑な波形となっています。当然、ギターにも同様に倍音を持っています。

 

 

音色、音量と周波数

 

 

さらに、この倍音となる周波数は、ギターから私たちの耳に届くまでの間でも変化します。特にエレキギターの場合、非常にたくさんの機材を介しています。

 

ピックアップ、トーンやボリュームコントロール、シールドエフェクタープリアンプパワーアンプスピーカー、マイク、PAなど。さらに、スピーカーから私たちの耳に届くまでの空気や環境によっても変化していきます。

 

 

 

音の3つの要素の中の「音の大きさ」は、空気振動の大きさ、つまり周波数の振幅であらわされます。振幅が大きければ大きいほど、大きな音になります。
単位は「デシベル(dB)」が用いられます。

 

 

先ほどのイメージ図をみると、倍音成分それぞれもジグザグとした振幅を持っていますね。このように倍音成分それ自体も音の大きさを持っています。

 

イコライザーで特定の周波数をブーストしたり、カットしたりするのは、これらを変化させているということが分かりますね。

 

 

 

ちなみに、倍音を多く含んでいれば良い音と言うわけではありません。
倍音が多く、大きすぎても、音程感が失われます。
たとえば、シンバルなどは、多くの倍音を含んでおり、音程が不安定ですよね。

 

 

 

楽器にかかわらず、わたしたちが耳する多くの音には、倍音というものが含まれていています。この倍音こそが、音の個性の核になるものと言えるでしょう。

 

 

 

レコーディングやギターの音作りなどでは、バンド演奏全体の(各楽器の)周波数を意識してしていく必要があります。

 

何が良い音かは、人それぞれ感じ方が異なるでしょう。

 

でも。
各楽器の周波数を意識することで、バンド全体でバランスのとれた音を作っていくことができるようになります。

 

プロのPAさんのような音作りはなかなか難しいかもしれませんが、ぜひ周波数を意識した音作りをするように心がけていきましょう。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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