ギターコード理論・トライアド変形コード(sus4,aug,♭5)

トライアドのコードトーンは、完全1度(ルート音)、長3度(または短3度)完全5度の3つの音で構成されているコードでしたね。

 

 

でも、これらの音を変化させたコードというのが存在します。

 

まぁ、ルート音は変化させることができない(てか別のコードになっちゃう)ので、
変化できるのは3度と5度の2つの音です。

 

コードトーンの3度や5度の音を変化させると、とても不安定な響きになります。

 

そのため、

 

落ち着く音に戻ろうとする力が働き、つなぎ役のコードとしてよく使われます。

 

 

 

トライアドの変化形のコードには、
sus4(サスフォー)、aug(オーグメント)、♭5(フラットファイブ)があります。

 

また、こちらは4和音ですが、dim(ディミニッシュ)コードも変化形コードです。

 

 

いずれも、よく使われるコードで、目にしたことがあるのではないでしょうか。
ぜひ押さえておきましょう!

 

 

 

sus4(サスフォー)

 

まずはsus4。

 

sus4は、3度の音を完全4度に置き換えた
ルート音、完全4度、完全5度で構成されたコードです。

 

基本的には、sus4メジャートライアドの長3度が半音上がった変化形コードであり、メジャーコードの仲間になります。

 

 

完全4度の音は、半音下降して長3度の音へ向かおうとします。

 

そのため、Csus4→Cというようなコード進行で使われることが多いです。

 

マイナートライアドに完全4度の音を加える場合には、11thというテンションコードにするのが一般的です。

 

 

 

aug(オーグメント)

 

#5(シャープファイブ)と書かれることもありますが、意味は同じです。

 

augコードは、トライアドの5度を半音高くします。
つまり、構成音は、ルート、3度、増5度ですね。

 

 

augコードは非常に不安定で独特な響きが特徴的です。
不安定なコードですので、安定した音へ向かおうとします。

 

 

sus4とaugコードとの役割の違いとしては、
一般的にsus4は同一コードに移る(例:Csus4→C)役割を担っているのに対して、
augは次のコードへの経過音としてよく使われます。

 

例えば、G→Gaug→C。
Gコード構成音の5thの「レ」の音と、Cコード3thの「ミ」をつなぐ経過音として、Gの増5度「#レ」を使っています。

 

ギターコード理論・トライアド変形コード(sus4,aug,♭5)

 

 

 

augコードの構成音は、転回すると他の3つのコードと同じになり、
4種類のコードしか存在しないことになります。

 

・Caug  = Eaug     = G#(A♭)aug
・C#aug = Faug     = Aaug
・Daug  = F#(G♭)aug= A#(G♭)aug
・D#(E♭)aug= Gaug  = Baug

 

 

 

♭5(フラットファイブ)

 

フラットファイブって、なんだか言葉の響きがカッコいいw

 

♭5は、5thを半音低く(減5度)したコードです。
(♭5は、-5とも書きます)

 

♭5は、マイナー7thでよく用いられます。
○m7-5とかよく見ませんか。

 

m7-5は、ドミナント代理コードとして使われていることがよくあります。

 

 

C(T)→G7(X7)→C(T)というコード進行って物凄く安定していますよね。

 

この場合、

 

Cが曲の元になるコード(トニック)で、
G7がトニックに行こうとするコード(ドミナントと言います)です。

 

 

んで、Bm7-5は、G7の代わりに使えるコードになるんです。
つまり、C→Bm7-5→Cというコード進行に変えることができます。
代わりに使えるコードのため、代理コードなんて呼ばれています。

 

トニック、ドミナント、代理コードについては、
また別の機会に詳しくご説明しますね。
(→ ギターコード理論・ダイアトニックコードとコードの役割

 

 

 

dim(ディミニッシュ)

 

m7-5の7thをさらに半音下げるとdim(ディミニッシュ)になります。
(ルート、短3度、減5度、減7度)

 

dimはメジャーにもマイナーにも属さない曖昧なコードです。

 

 

各音の間隔が、すべて半音3個分になっていて、
どのコードトーンもルートになりうる特殊なコードです。

 

転回すれば他のdimコードになっちゃうってことね。

 

・Cdim=E♭(D#)dim=G♭(F#)dim=Adim
・Ddim=Fdim=A♭(G#)dim=Bdim
・Edim=Gdim=B♭(A#)dim=D♭(C#)dim

 

 

 

トライアド構成音の変形コード(sus4,aug,♭5)のまとめ

 

 

  • sus4は、トライアド構成音のうち長3度を完全4度にしたコードで、

    元の長3度へ戻ろうとする。

  •  

  • augは、トライアド構成音のうち完全5度を増5度にしたコードで、

    次のコードへの経過音としてよく使われる。

  •  

  • ♭5は、トライアド構成音のうち完全5度を減5度にしたコードで、

    ドミナント(X7)の代理コード(Zm7-5)としてよく使われる。

  •  

  • dimは、m7-5の7thをさらに半音下げたコードで、

    4つの構成音はどれもルートになり得る。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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