モズライトの波乱万丈な歴史と現在

モズライトは、その独特なデザインや魅力的なサウンドから、数多くのギタリストから愛用されています。

 

 

特にサーフ系ミュージックでの印象が強いのですが、パンクなどでも使われているエレキギターです。

 

 

モズライトの歴史は、とても落ち着きがなく、波乱万丈なものとなっています。

 

モズライトの波乱万丈な歴史と現在

モズライトの栄枯盛衰

モズライトは、何度も何度も倒産しながらも、1994年前半まで存続しました。

 

セミー・モズレーによって創設

モズライトは、セミー・モズレーによって創設されます。

 

 

セミ―・モズレーは、リッケンバカー社に勤めながらも、ひっそりとオリジナルのギターを作っていましたが、これが見つかって解雇されてしまったようです。

 

 

解雇された後に、レイ・ポートライト氏という協力者があわられ、二人の名前を合わせて1950年代前半に「モズライト」が誕生しました。

 

 

ベンチャーズにより脚光を浴びる

モズライトが脚光を浴びるようになったの1963年、ベンチャーズと契約を結んだことにはじまります。

 

 

ベンチャーズが使用したことにより、奇抜なルックスをもつモズライトは、多くのギタリストに絶大なインパクトが与え、その名が世に知れ渡るようになります。

 

 

同年にベンチャーズモデルが発表されると、モズライトは一躍有名なエレキギターメーカーとなり、一時代を築くことになります。

 

日本製モズライトAvengerモデルの登場

モズライトは、多くのギタリストの憧れの的となったわけですが、日本では本家ものは値段が高く、また供給が追い付かない状態となっており、一般の方にとっては、なかなか手に入れるのが難しいエレキギターでした。

 

 

そこで、各社からモズライトのさまざまなコピーモデルが製造され、市場に氾濫するようになり、売れまくっていたようです。

 

 

そこでモズライトは、1968年に日本のファーストマン社と正式なライセンス契約が結び、日本製モズライト「Avenger」モデルを発売することになります。

 

モズライトの倒産

しかし、モズライトの繁栄はそう永くは続きませんでした。

 

 

Avengerモデルが発売した翌年、1969年にはモズライト本社が倒産、ファーストマン社もギター製作から手を引くかたちとなりました。

 

モズライトの再建、そして再度倒産

1976年にモズライト社は再建されます。

 

 

この再建から、創始者がなくなるまでに作られたものは、「リイシュー・モズライト」と呼ばれています。

 

 

ラモーンズのギタリスト『ジョニー・ラモーン』に使われています。

 

 

1992年に創始者が亡くなると、妻であるロレッタ・モズレーが経営を引き継ぐものの、1994年に倒産してしまいます。

 

 

 

3社が作っているモズライト

現在では、モズライトUS、フィルモア、黒雲製作所の3者がそれぞれモズライトを製作しています。

 

 

正式に、モズライトの商標を持っている会社は、グレーな状況です。

 

フィルモア楽器

フィルモア楽器は、1976年に再建されたモズライトの日本の代理店として営業していました。

 

 

モズレーが亡くなると商標が浮いた状態になりますが、フィルモア楽器は、どさくさ紛れて申請を出し、商標を取得します。

 

 

商標を取得したフィルモア楽器は、東海楽器やアメリカのギターメーカーに製造を委託して、モズライトとして販売を行っていました。

 

 

しかしながら、後述する黒雲製作所との裁判で、どさくさに紛れて取得した商標は認めらませんでした。

 

 

結果、正式なモズライトではありません。

 

 

ちなみに、加山雄三が使っていたモズライトは、このフィルモア楽器のものです。

 

 

黒雲製作所

前述の通り、日本製モズライトAvengerを生産していたファーストマン社は、ギター製作から手を引きました。

 

 

ところが、ファーストマン社の下請けとしてギターを製造していた黒雲製作所は、Avengerやベンチャーズモデルなどのモズライトを生産し続けていました。

 

 

この状況に対して、一応商標を取得してたフィルモア楽器に訴訟を起こされます。

 

 

結果、黒雲製作所、フィルモア楽器ともに、正式にモズライトを名乗ることはできなくなりました。

 

 

モズライトUS(ロレッタ)

その後、創始者の妻・ロレッタが、モズライトの主権は自分にあるとして、京都に工房を構えて、モズライトギターの受注生産を開始するようになります。

 

 

このロレッタのモズライトが「モズライトUS」と呼ばれており、寺内タケシ、高中正義などのギタリストに使われています。

 

 

モズライトのギターの特徴

 

モズライトのギターの特徴については、こちらの記事で述べています。良かったら、こちらもご参考にしてください。

 

=>モズライトというエレキギターの特徴

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